コンビニウォッチャー

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おにぎり「牛むすび」「牛すき焼巻」

おにぎり「牛むすび」「牛すき焼巻」

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◀219kcal▶

九州地区のローソンで購入しました。

柿安を知らなかったにも関わらず、新発売ということで手を出しました。

調べると上場企業で明治4年創業の牛鍋屋から発展したという由緒正しき三重県のお店でした。これは、大変失礼しました。

 

日本は、金剛組などとてつもなく古い歴史を持つ企業を多く持つ国で、世界的にも極めて稀な存在です。大戦があり、そういう変革があったにも関わらず、多くの企業が歴史的に長く生き残ってきたのは、日本列島に生きる企業が、それぞれの土地に根を下ろして、地域とともに繁栄することを社是としてきたからなのでしょう。

 

例えば狩猟民族が中心となり国を作っていくと、地域に根ざしたという考え方を持たなくなりますから、日本の地域に根ざした会社経営というものは、もっと世界的に評価されて良いと思います。

 

さて、そんな前置きが長くなったのですが、今回の柿安監修の商品ですが、残念ながら肉に拘りを感じることができませんでした。たれはさすがによく練られていて、美味しいのですが、金額的にも肉にまでこだわれなかったのかなとも思いますが、少し残念でした。(国産牛ばら肉を使用されているということですが、残念ながら、それが美味しさに直結していない感じがしました。)

 

おすすめは、「牛すき焼巻」。こちらはバランスよく野菜が使われていて、また、タレと牛と野菜が見事なハーモニーを奏でています。こちらも国産牛を使っているようですが、牛だけが主役ではなく、三位一体の美味しさがあり、その中で牛肉がより美味しく感じられました。おススメです。

おにぎり「鶏五目おこわ」

おにぎり「鶏五目おこわ」

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◄202kcal►

おにぎり「鶏五目おこわ」です。

九州のセブンイレブンにて購入です。

 

おこわの最大の特徴は腹持ちの良さですね。

昼間、時間がなくて、これを一つ食して、耐えると3時間くらいは何とかなります。

さすがに3時過ぎに更なる栄養を追加してやらないと厳しいですが。

 

また、たけのこ、牛蒡、人参が入っていて、おにぎりひとつで万能食となっているのもありがたいです。時間がない方は是非どうぞ。

お菓子「リッチストロベリービスケット」

お菓子「リッチストロベリービスケット」

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◀173kcal×3▶

明治の作るリッチビスケットシリーズを代表してイチゴです。

セブン-イレブンで購入しました。お値段250円くらいで6枚入りとなっています。

 

袋に2枚ずつ入っていて、それが3つという個性です。ビスケットの間にイチゴのチョコレートが入り、それを固めのビスケットでサンドしている形になります。

 

一つで86kcalですから、かなりボリュームも有りますし、ビスケットが固めなのもあり、かなり満足感はあります。とはいえ、やはり6枚で250円というのは安くないですが、リッチの名を冠しているだけあって、ビスケットもチョコレートも拘りを感じます。

 

他の種類に抹茶とバナナがあり、抹茶も同様にこだわりが感じられました。(バナナは未購入)チョコレートといえば明治という自負もあるでしょうが、その自負に見合う商品を作ってきているとも思います。

 

先日のコラムで、デフレについて触れられていましたが、こういうこだわりの商品で付加価値をつけていくということはとても大事なことですし、これがデフレ脱却への積み上げにもなるだろうと思うのです。

 

チロルチョコのような単価の低いものも子どもたちの食欲を満たすために取り扱って欲しいのですが、大人向けには単価が高い代わりにこだわりぬいているという商品展開をしていくことは日本経済のためにも大事だと思うのです。

 

本日のリッチストロベリービスケット、大変おいしゅうございました。

見かけられて、ちょっとした自分へのご褒美などに是非どうぞ。

おにぎり「炙り焼 ねぎと味噌」

おにぎり「炙り焼 ねぎと味噌」

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 ◀176kcal▶

セブンイレブン(九州地区)の商品です。

 

最近増えてきています二種の具材シリーズでの新商品でしたから、迷わずチョイスしました。

 

だが、しかし、これはよく見ずに買ってしまった感が満載でした。

ねぎと味噌って、ただのネギ味噌では???

魚卵と唐辛子で二種の具材シリーズですと「明太子おにぎり」について、表現されても納得しないでしょうが、ねぎ味噌なら、ねぎと味噌で良いの??と感じるのです。

 

値段も抑えめですし、塩おにぎりでも美味しいように作るセブンイレブンですから、味は素朴ながらも美味しかったのですが、期待していた二種の具材シリーズでしたから、ちょっと、この組み合わせで二種の具材ですと言われてもがっかり感があります。

 

デフレからの脱却が鮮明になってきている中で、少しずつ単価を切り上げていくための切り札として二種の具材シリーズを作って育ててきていると考えていましたから、今回のねぎ味噌は意表をつかれました。

 

私的には、現在も比較的見る「明太子と昆布」や春ごろに見かけていた「明太子とだし巻きたまご」の二種の具材シリーズで付加価値をつけていく方向性が良かったと思うのですが・・・。

 

特に「明太子とだし巻きたまご」の二種の具材シリーズはセブンイレブンのアルバイトさんでも知らない人がいたくらいに、マイナーなままで終わってしまったのですが、味は絶品でした。全国展開していたのかも謎ですが、是非、価格は多少あげても全国展開して全面的に押し出すべきだと思います。

コラム「デフレと値下げ制限」

金曜日のコラムのはずが土曜日になってしまいました。まだ暫くは、こちらで週一くらいのペースで書こうと思っていますので、よろしくお願い致します。

 

今週は、コンビニウォッチャーとして、見過ごせないニュースが有りました。最高裁判所で、セブン-イレブンの本部がフランチャイズオーナーの見切り販売に対しての制限を独占禁止法に抵触すると判断し、賠償命令を出したというものです。

 

私、というよりこのコンビニウォッチャーは、フランチャイズオーナー、店長などコンビニの現場で頑張っておられる方々へのエールの意味合いでブログを運営しておりますから、当然、コンビニの本部が過剰な制限をして店舗を苦しめることには反対です。また、廃棄に対してコンビニの本部ではほとんどリスクを背負うことなく、受注を増やすよう常にプレッシャーを掛けているという現状があるのであれば、それは違うだろうと思っています。

 

しかし、見切り品を含めたフランチャイズ店の独自の値下げについては否定的に考えています。これは日本経済がデフレ化した一因が過度な価格競争にあったことと私は考えるからです。一般的に経済学では、価格は、供給と需要の関係で決まってくることになります。サプライヤーのS曲線とデマンドのD曲線が、それぞれ供給(S)と需要(D)になる訳ですが、これが交差するところで価格帯が決まってきます。この理屈で言えば、コンビニの店舗で売れ残っている弁当が余っている状況は供給(S)が大きく需要(D)が小さいために価格が下るところで交錯することになります。ですから、見切り販売は当たり前だと考えられるわけです。

 

ところが、これが日頃から、供給過多で価格が押し下げられる形になるとミクロ的にはおかしな事になってくるのです。それは、需要者である消費者は、値段が下がるものと考え、今、購入したなら損をするという考えを持ち始め、需要(D)の曲線が自然と押し下げられるということが発生するのです。これは、超ミクロ的に言えば明日からバーゲンセールがあると思えば、誰もお店に来ないという話ですし、スーパーが見切り品販売を夕方からすると分かっていたなら、その直前になると値下げをするのを待つ人が出てくるという話です。

 

こういう消費者心理が働くようになりますと、利益率を維持することが難しくなりますから、働く人の賃金を切り下げるなど、生産コストを更に下げていく必要がでてきます。働く人の賃金が下がったり、生産コストの削減のために海外生産に切り替えたりということになると、結果的に更に国内の需要が落ち込むという悪循環になってしまうのです。

 

これが日本のデフレの原因の一つですから、単価を下げないようにするために企業は色々な努力をしてきました。一つがファストファッションと呼ばれるような格安で、かつ、次回来た時に商品がなくなっているだろうと考えさせるような売り方です。

 

仮に残っていたなら、値段は下がっていると期待できても、商品が残っていなければ買えない訳ですから、消費者は値下がりを待つことなく購入するということになります。

 

もう一つが、今回のテーマである値下げの制限です。

消費者はセブン-イレブンの弁当は値下がりすることがないことを知っていますから、値下がりするかもしれないという期待感あるいは不安感から購入を控えるということはしません。

 

定価であっても、欲しいと思うものがあれば、躊躇することなく購入していきますし、値下げが起きないことが一つのブランド力になっていました。値下げ制限が強圧的に行われていたのであれば、無論是正が必要ですが、ブランドを守るために値下げを制限するということ自体は、それほど無茶な話ではなく、デフレから本部や多くの店舗の利益率を守るため必要な部分もあったといえるのです。

 

ちょっと長くなりましたので、続きは、また来週にお話ししたく思います。


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